I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

ようこそ地球へ

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姪っ子が産まれてきた。

おしるしが来た、という情報はあったものの、おしるしからすぐに陣痛が始まる人もいれば一週間たつこともある、とのことだったので特に「そろそろかな」くらいの気持ちだった。

 

朝目を覚ましたら、家族のライングループに生まれてきた姪っ子の写真が出てきたので、突然の登場人物にぽかんとなった。

その日の仕事は「赤ちゃんがうまれてきた」

という湯たんぽがあったおかげで、忙しかったけどぬくぬく過ごせたように思う。

 

なんさま、母子ともに健康であったことが本当に良かった。

 

出産後初めて会いに行った時お産はどうだったか聞くと、一言目が「やばかったよ」で、

「内臓をプロレスラーに捻られた感じ」その後「熱されたボーリング玉がお尻から出てくる感じ」とのこと。

 

時々出産体験記を読むことがあるが、それぞれの母親が思い思いの言葉でお産の際の強烈な痛みを表現している。

面白いというと言葉は悪いが、色んな言葉選びがあって面白い。

 

とりあえず私は、病院についてうまれたての姪っ子をガラス越しにじっと見つめるしかなかった。

 

誕生日の同じ子や、近い子が、ガラスの向こう側に並べられてすやすやうごうごしていた。

幸せの塊のパン屋さんみたいな、いや、もう幸せ屋さんのショーケースであった。

 

それらをガラス越しに、全員がきゃっきゃと見ている。

老若男女問わず、ガラスにはりついて、産まれて数時間から数日の新生児達を見ながら一挙手一投足に喜んでいる。

 

ほとんどの子は寝ているのだけど、中にはしっかり目を開けて虚空をじっと見つめる新生児や、しっかり泣く新生児や、うごうごして掛け布団が剥がれてしまう新生児もいた。

 

私は姪っ子を、まだガラス越しにしか見ていないし、送られてくる動画でしか声を聞いていないので、

まだ実感が無いのが正直なところだけど、

名前も教えてもらったし、今度会った時に呼んでみたいなと思う。

 

とても爽やかで、命の芽吹きを感じる名前で。

 

姪っ子ちゃん、ようこそ地球へ!

 

子供は宝物の本

セブンティウイザン 1 (BUNCH COMICS)

なずな (集英社文庫)

家族ほど笑えるものはない


↓これは未読本だけど、いつか読む予定

出産・育児ママのトリセツ 〜「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ