「いいなぁ〜」と思う展示はだいたい東京で、東京の家賃が高い理由はこういうことなんだろうな、と思う。
圧倒的な量にすぐアクセスが可能、という環境にお金を払っているんだろうなと。
最近は、昔よりこまめに、行ける範囲の美術館や博物館の展示の内容を調べるようにしていて、本当に知らないだけで、意外にも色々なものが開かれている。
美術館や博物館は静かで、絵を立ち止まって見ても良いし、タイトル当てゲームをしてもいいし、みたいものは何度でも見に行っていいし、区切られた箱と時間の中で自由にできるのでリラックス効果があると思っている。
コロナが始まって、おいそれと「○○行きました」と言いにくい世の中ではあるけど、
1人時間を作り出して、行ったらすぐ帰る、を徹底して、このコロナ中の数年で行った展示をメモしておきたい。そして私の記憶力の無さが露呈するけど特に印象に残ったものを書いていきたい。
◼️上野リチ展
可愛いだろう、という理由で見に行った。
もちろんテキスタイルが可愛かったのだが、「ヨーロッパ最後の港」という絵が好きだった。さわやかな色合いの絵だけど、最後の港、という場面を残す心情はどうだったのか。
◼️美しいお菓子の木型展
菓子の木型は山桜の木で作られやすいとのこと。お菓子の木型というのは、お客さんとのやりとりや、主人の思いつきで図案ができて、世界に一つだけのものができあがる。
久しぶりに落雁を食べた。展示会の中の端っこにはこっそり、饅頭食い人形がいたりと面白かった。そこで売ってるお菓子にまつわるあれこれの書かれた本買えばよかった…
◼️能面100
日本の能面を集めた展示
面と聞いて思い浮かぶのはおそらく般若とか雪の小面とかだと思うけど
印象に残ったのは 一角仙人という額から一本の鹿の角が出ている面だった。
怒りなどを表現するときは髪の乱れを細かく描いてあって、そういったところでも表現されてるのだなと思った。
般若のポストカードが欲しかったけど飾るのもどうかと思って買わなかった。買えばよかった。
子供が楽しめるかなと思って行ったけど
子供は美術館の階段の方が好きで、永遠に階段を昇り降りしていたので、絵の記憶が全くない笑
◼️ぼくたちのゆたか 個展
小さなお部屋に大きな絵がたくさん飾ってあった
深い熱帯雨林のような、でも生き物が気配を殺して静かすぎるような森の中に、美しいプールがあって、その真ん中にぽつんと小さな人が浮かんでいるような絵で、綺麗だなぁと思った
◼️東山魁夷展
あの白馬の絵が観れるのかと思ったらみれず。
でも別の作品で、何枚もの襖に描かれた海や風の絵は
本当にそれらの音が聞こえてくるようで圧巻だった
◼️京都の美術館の常設展
・鈴木治 掌上泥象 海廿種
手のひらにのる大きさの、淡いやさしい水色の陶器で、いろいろな形で海の表情や言葉を表しているものだった
あまりにも可愛いかったので、その後その人の作品が載っている古本をネットで買ってみたけど、古すぎて漬物のような強烈な香りの古本が届いてうけた
本もいいけど、本物のやさしい感じをまた見たい
・香月泰男 竜の花
太い線で描かれた簡素な抽象画だったけど印象に残った また見たい なぜ気に入ったかはわからない
◼️ハリーポッター展
人が多すぎた
人魚のミイラを見た記憶しかない 頑張れ私の海馬
海馬がしっかりしていない代わりに本を買ったので積読している 読むの楽しみ
---------
今行ける範囲の展示では、ミイラの展示があってるんだけど
ミイラは興味があまりないんだよな…人魚のミイラとかそういう胡散臭いのは好きなんだけどね…
早くどこでもドアができて東京にはすぐ行けるようになりますように!
◼️
ハリーポッター展で買ったやつ
面白そうでしょ
買うか迷ったやつ 買うべきか 今からでも買うか(งᐛ )ง笑
能面では「照る」「曇る」と表現する、やや上向き、やや下向き、という動きで表情を変化させるらしい
この本の表紙ではないが、この破戒の本の別の表紙が香月泰男さんが描いたものを使用されていた
差別に関する話