I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

レモングラスの草原

土日は予定がない限り、自然と目がさめるまでは寝ておく派なのですが

今日は雨の音と、雷の音で自然と朝早く起きてしまったわけであります。

 

私は強い風が好きなので、強い風の日は沖縄出身のガジュマルに風を当ててやりたい、と思うわけです。

沖縄は台風が多いので、せめて強い風だけでも、と思うのです。

 

30分ほど前に、寝癖ぼーぼーのままベランダにガジュマルを出しました。外と比べて空気の止まっている家の中よりも、良いかな、と思います。

 

今日は、ふと思い出したレモングラスの草原の話をしようと思います。

私は3ヶ月だけ、フィジーに滞在していました。その時に、乗馬体験に誘われたわけです。

 

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待ち合わせ場所から、軽トラの後ろに乗せられてガタゴトガタゴト、山の頂上まで行きました。

一人一頭の馬をあてがわれて、のらりくらり色んな所を案内してくれました。

 

野生のターメリックを引っこ抜いてその場で食べてごらん、だとか、

滝を見に行ったりだとか、

手作りのカレーを振舞ってくれたりだとか、

牛の群れの中にじわじわ入り込んでいったりだとか笑

 

案内人は、インドの方で、「馬を好きに走らせてもいいよ」とも言ってくれました。

臆病なので、走らなかったけど…こういうとこが私のあかんとこだなと思います。

同じ年の二人目の案内人は、馬は歩くとパカパカ揺れて乗り心地は悪いけど、走るととてもスムーズで滑らかなになるんだよ、と教えてくれました。

馬の民の言い伝えっぽくてカッコいい…

 

中でも、レモングラスの草原にたどり着いた時は素敵でした。

風にのって、レモンの香りがあたりに広まっていました。

馬も、乗っている人が「行こう」と言わなければ、その辺のレモングラスをつまむのです。

 

山の上で、遠くが見渡せる中、田舎なので緑が多く見えて、よく晴れて、しかも良い匂いがして、風が吹いてシャラシャラと音がして…

 

本当は、レモングラスの香りの話だけをしようと思ったら、

その牛の群れ、滝、ご飯、ターメリックなどのもろもろの思い出が芋づる式に思い出されました。

 

面白かったなあ。いつかラクダとゾウに乗った話でもしようかな。

 

馬が出てくる本

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)

スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)