鳥の話。主に海外で見た鳥の話。
日本でよく見る鳥といえばぱっと思いつくのは雀と鳩と烏くらいだろうか。
(最近『カラスの教科書』という本を読んで、カラスもかわいいもんだな、と思った。カラスと意思疎通ができれば楽しいだろうな、とも思う。)
日本でそういった茶色、灰色、黒といった彩度の低い色に見慣れているため、海外に行ってびっくりしたことがある。
まずはフィジーにて。
フィジーの離島で、ハンモックに揺られてぼーっと地面を見ていたときのことである。
雀の大きさの小さなカラフルな鳥が、本当に日本でいう雀のように、地面に散らばりなにか小さいものついばんで食べていた。当時のメモには、頭が青、首が赤、体が緑、と端的に書いてあった。
「え!?さすが南国、雀もカラフルだな…」と衝撃を受けた思い出がある。
フィジーを離れて6年ほどたつが、今「Fiji colorful bird」と思いついたワードで検索したところ、collared loryという鳥が出てきた。たぶん、それだろう。
続いて驚いたのは、スペインバルセロナである。道を歩いていると、カモメが空を飛んでいた。街中なのに!と思ったが、海が近いからであろう。噴水のちょうど真ん中のてっぺんに、堂々と止まっているカモメもいた。
また少し歩くと、カモメがデカい鳩のような鳥を食べていた。あの優雅に思っていたカモメの野生的な一面を見てしまったような感じがした。scavenger的役割もあったのね。
そしてバルセロナには、ヤシの木もたくさんあった。その茂みへ、枝を咥えたカラフルなインコが続々と帰ってきているのを見た。
え!?インコ!?とこれまた驚く。コートの必要な寒さの中、街中のヤシの木にカラフルなインコ。このちぐはぐな感じが面白かった。巣を作るために枝を咥え往復するインコも、なかなか写真に収められず。
スペインの人によると、外来種とのこと。
(鳥は関係ないが、韓国やカナダでリスがちょろちょろっと野良猫のように生きていることも面白かった。)
最後にこれは日本。
友達と動物園に行き、鶴をじーっと見ていた時のこと、鳥の瞬きって面白いことを発見した。知っているかい、(どの鳥もそうなのか知らないが、)鳥の瞬きは、薄い膜がシュッと引き戸のように出てくるんだぞ。カメラみたいだなーと思った一日でした。
今日のオススメの鳥の本