I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

ルッキズム...

 

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昔も、今も、ルッキズムに苦しめられている。ようやく抜け出せた、と思う日もあれば、不意に穴に落ちるときもある。

 

町に溢れるポスターには美人、漫画や映画や小説の主人公も美人。ムダ毛を無くせ、やせろ、整形しろ、メイクしろ、とたくさんの外見に向けられる広告。

 

見た目、大事だけど、自分を苦しめるくらいであればその鎖から抜け出たほうがいいと思う。

 

私には、『ハウルの動く城』のソフィーが放つ「私なんか美しかったことなんて一度もないわ」って言葉、すごくよく分かる。

私は成人式の時も、結婚式の時も、美しくはなかったから、あまり人には見せたくない。

(ドレスと着物の柄は綺麗だったから、それは見せたい)

 

私は背が高く、お腹がぼよぼよで、二重アゴで、色黒で、強い癖毛で、肩幅が広く、いわゆる日本の「モテ」とは正反対である。

 

今のところ、背が高く、お腹がぼよぼよで色黒で肩幅が広いところはもう「これが私だしオールオッケー、問題なし♡」という気分だが、

強い癖毛と二重アゴは完璧には受け入れられていない。

 

癖毛に関しては、これまた別の記事が書けるくらい苦しんでいる。

人種の豊かな国の人は色々な髪の色、癖があるので、癖毛に寛容だと思っていたら、出会ったアイルランド人が「銀行で働いてた時は、アイロンで髪をまっすぐにしてた、そしたらしっかり見えるから」と。

 

自分をバカにしている時、それは回り回って人を傷つけている、と思う。

例えば私が「自分のぼよぼよのお腹は醜い」と言い続けると、それを聞いた人は「そうか、ぼよぼよのお腹は醜いのか…私のお腹はどうだろう」と思ってしまう。

 

私よりとても色の白い人が、腕を見せながら「見てくださいよ、すっごい日焼けしちゃって黒くなった、キモいー!」と話してきたことがある。その人の「黒い」は、私の色の一番白い二の腕の内側の何倍も白かった。

そしたら私はなんなのだ、超絶キモくなるのか…?

 

そうやって、自分への呪いは、人への呪いになる。

「もうババァだから」「私ブスだし」と自分に言い聞かせながら、周りにも呪いをかけてるのだ、「歳をとるといけないぞ」「ブサイクはだめだぞ」と。

 

だから自分にオールオッケーを出そう

外見でバカにするようなやつは、そいつの鼻毛をちぎってやろうぜ

ハッピーハッピー

 

見た目ってなんだろ?の本

ラーラはただのデブ (集英社文庫)

累(1) (イブニングコミックス)G

女の子よ銃を取れ

鏡の前で会いましょう(1) (BE・LOVEコミックス)