I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

毎日使うものにお金を使うといいのかな

整容に使う、一瞬で消えていくものにお金を使うようになってきた。

働いてお金をもらうようになってから、シャンプーにお金をかけるようになって、

次は歯磨き粉にお金をかけるようになって、

最近はボディーソープにお金をかけつつある。

でもこの辺で止めておかないと、「化粧水…日焼け止め…ハンドクリーム…」とお金を使う範囲が増えていくので気をつけなければならない。

 

●ボディーソープ

ボディーソープは最近Aesopを使ってみたのだけど、洗い上がりがいい意味のぬるぬるだし、いい香りだし、好きだなと思った。

インスタでおしゃれな人がこぞって使っているのは見ていたけど、たしかに良いなと思った。

そろそろなくなるので、つぎは友達に教えてもらった松山油脂のボディーソープにしようと思ってる。

 

●シャンプー

シャンプーに関してはもう本当に色々値段の高いものもたくさん試しててですね、

私の髪がメラニン詰め込んだ真っ黒で、癖毛 剛毛で扱いにくいのにもかかわらず頭皮の密度は少ない薄毛寄りのM字の生え際で、頭皮くさい…という悲しいかんじなのでかなりこだわって探しているけど、もう何がいいか分からなくなってるんだ。

頭皮くさい人は、柑橘系の香りのシャンプーが良いとよんだことがあるけど、私の頭皮の臭さとはくささハーモニーになってしまったので、薔薇の泥のシャンプーが1番効果的だったかもしれない。

シャンプーもAesop試してみようかしら。

 

●歯磨き粉

今使っている歯磨き粉が美味しい。

 

今使っているのは、MARVISという歯磨き粉だ。イタリアの歯磨き粉で、パッケージがおしゃれな上に味まで美味しい。

いろんな色があるのだけど、わたしがおすすめしたい味は紫色のやつで、ジャスミンミントの味である。

白も使ったことがあるけれど、いわゆる普通のミントの味だったので、ジャスミン味がついているほうが美味しい。

使ったことはないけど、赤色のシナモン味や、オレンジ色のジンジャー味もあり食べてみたい。

 

今まで使ったことがある歯磨き粉の中では、オーラツーステインクリアの「さくらふんわりミント」もおいしかった。さくら味って桜餅以外のは期間限定のチョコでもフラペチーノでもそんなにすきではないのだけど、歯磨き粉であれば好きだなと思った。

チョコミントは苦手だけどチョコミント味の歯磨き粉なら美味しいと感じるみたいな感じだろうか。

 

歯磨き粉でいつも思い出すのは、カナダで買ったびっくりするぐらいまずい歯磨き粉のことだ。

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働いている日はスーパーに行けないし、休日行くとしたらカナダのど田舎からオーナーさんに車を出してもらって何十分もかけてスーパーに連れてってもらうしか無いような場所だった。

買い物で忘れ物をしないように、そして失敗しないように、英語がよくわからない中で、歯磨き粉コーナーを見つけ、何種類もある中で「安いのより高いのが良いだろう」という安直な考えでちょっと高めの歯磨き粉を買った。

 

歯磨き粉なんて、あたりまえに美味しいもんだと思っていたもんだから、最初使った時あまりにも不味くてうけてしまった。

あまりにも不味いもんだから、ちょびちょびしか使わず帰国までに使い切らず余ってしまい、実家に置いてきた。

後日父から「あの歯磨き粉まずいね」とお墨付きをもらったので、やっぱり相当不味かったのだと思う。なんか薄ピンクのペーストだった気がする。

もしかして英語分からなくて歯磨き粉じゃ無いやつだったのかも知れない。

 

話が逸れた。

 

昔雑誌で「毎日使うものだからこそお金を投入してみよう」との謳い文句で、値段の高いハンドソープが紹介されていて「うーむさすがにその値段のものを手を洗う一瞬に使うのはもったいないのでは」と思っていたのだけど、やっぱり気分はあがるし、その時間を特別なものにするための値段よな、と思いました。

 

⬛︎本の代わりに今日は品物

MARVIS(マービス) ブラック・ボックス (歯みがき粉) 25ml x 7本

おいしい歯磨き粉 7本セットが売ってるの知らなかった!黒と赤とオレンジ使ってみたい!

 

イソップ ボディクレンザー 11 500ml [並行輸入品]

いい意味で洗い上がりぬるぬるで温泉後みたいなって好きだった また買いたい 高いけど



Mマーク(M-mark) いよかんボディソープ 480mL

教えてもらった松山油脂 これはいよかんの香りらしい やっぱり美味しそうなのが欲しくなるな

 

ローズ ド マラケシュ クレイシャンプー[ノンシリコン] 200g

色々シャンプー使ったけど、頭皮のくささが1番和らいで、しかも良い匂いで使うの楽しかったのはこれかもしれない

ロッコの薔薇の香り 音の響きだけでも素敵

色々試したくてシャンプーだけはストックがまだあるけど、それが使い終わったらまたこれに戻ろうかなと思う

くよくよ供養

絵が好きでして。見るのも描くのも。

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(これは絵の具の色の試し書きのやつ)

 

もしお金に全く困らない生活であれば、絵を描いたり何か色々作ったりた暮らしていきたいなと思っているのです。

 

中学のころ、その運命の分かれ道はあったように思います。

近くに美術の高校があったので、そこに進学していたら、全く違う人生になっていただろうなぁと思って、ちょっと供養の意味で記録に残して行こうと思う。

 

まず高校受験で「美術系は将来お金にならないかもしれない」と思って普通の高校に行きました。

 

次、大学受験の時に、絵を描くのもそうだけどそれに携わる学科に行くのを考えてまた

「将来・お金・うんぬん」が首をもたげて。

 

大学を卒業して思う今、

日本は海外と比べて大学と仕事の結びつきがとても強いわけではないから、好きなことしたら良かったじゃん、と。

(もちろん選んだ地理学科もめちゃめちゃ好きなやつだったから後悔ない)

 

そして着地地点はなぜか「生きるために金がいる、どこででも働けるように資格を持てばいい」と病院で働けるように資格をとって今になりまして。

そんな病院なんて善意の塊のような聖人の働く場所で、なぜふぬけな私が。なぜ。なぞ。

 

それでもいつも傍に、時間と心に余裕ができれば絵をちょこちょこ描くことをしていて。

 

小学生の頃は、家に帰ったらずーっと絵を描いていて、描きたいものもたくさんあって、だったのに、

今は紙の前に座っても「はて、何を描きたいのだろう」と思ってしまい。描く泉の枯渇というのか。

 

どれだけ好きなことでも、それを自分の力で抑えて、「そんなもの何の役に立つのか」と無視してしまえば、枯れてくのは当たり前で、

いざ枯れてしまって「でもあなたのこと好きなの」と水やりをしにきてもそこにはカサカサの死骸があるだけであって。

 

Twitterのママ用アカウントの人たちの中には「育児や日々に忙殺されて、好きなことのやり方を忘れてしまった」との言葉も見えた。

好きなことでも、定期的に水やりしないと、やり方忘れちゃうんだよ、変な話だよね

 

才能というのはまず選ぶ段階で決まると私は思っていて、「ただたんにそこが好きだから」でも「ここで生きていくしかないから」でもいいから、その道に進んだ時点で私は才能があると思っています。

 

そこに時間と訓練と、指導と熟考などを経て、それが成長して才能が出てくるのではないかと。

 

(とある美術系大学の人の講義の話を聞いてたら、毎日ものすごい数の絵を描いて、その一枚一枚にかなりの物理的な動きや理由が必要みたいなのがあって、その人の前で何もしてない私が「私才能ないんだよね」というのは失礼だろうと思います、どんな分野でも)

 

ほんで今。また運命の分かれ道。

 

昼過ぎまで自分の顔を洗えなかったり、皿洗いを次の日に持ち越してしまったり、

離乳食は食べさせるのに自分のご飯は食べれなかったり、とかする中で

 

下絵を描いて、絵の具を開いて、消しゴムで鉛筆線を消しながら塗りつつ、終わったら絵の具や筆をきれいに洗って片付ける、という悠長なことがしてられず。

 

片付けが難しいなら、「デジタルのお絵かきセットはどうだろう?」との道が開かれてきたわけです。

 

調べたところ、私が欲しているものは安くても初期投資四万円程度。もう少し出すなら10万円くらいまでが初期投資として必要な感じで。

今は「値段が高いから」とか「そんなことする暇あるなら仕事関係の専門の勉強したら」とかでその道の前にただ立っているだけなんだけど、またその道を無視してしまうの?と。

 

買っちゃおうかな、どうかな、と。

供養と言っておきながら、また首をもたげてきたという話でした。チャンチャン。

 

⬛︎本

この本はめちゃめちゃ面白かった!絵の修復も素敵ね

モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家・岩井希久子の仕事

 

アンリルソーの絵が出てくるミステリー?みたいな話だった気がする

これまでの絵描も、本業しながら絵を描くことを続けてたんだよなぁ

楽園のカンヴァス(新潮文庫)

 

ゴッホの「もしかしてこうだったのでは」という漫画

さよならソルシエ(1) (フラワーコミックスα)

 

美術作品は、その人の知識量によって楽しいかどうかが決まってしまうような崇高なものに感じてしまうけど、この子供たちのように、ビーナスの誕生を「体拭こうとしてるのかな?」とか「この赤色がいい」とか、感じたそのまんまで楽しむのも素敵よなと思った。

ババールの美術館 (児童図書館・絵本の部屋)

 

チョコをカカオから作るの巻

フィジー留学をする数週間前テレビを見ていたところ、たまたまフィジーでチョコレートを作っているという番組が流れてきた。

 

詳しいことは忘れたけど、バナナの葉でくるんで発酵させて…みたいなことを言ってたので、え!?楽しそう、カカオからチョコ作ったら面白そう、作ろう!と決意して急いでメモしたのだった。

 

そして月日はすぐにながれていき。

 

なんとあと2週間ほどで帰国となり、私はどこの市場でもカカオを見つけられず諦めかけていた。なんと無様な。

帰国も近いし、最後の観光として友達と首都のスバに行くか、という流れになった。

 

首都ならカカオあるかもしれない、と思い、

その友達にチョコレート作ってみたいことも伝えると、協力してもらえることになった。

 

さすが首都は違うなぁ〜と色々観光しつつ、市場があればカカオがないかうろうろした。

広い市場に入って、カカオどこにありますか、と聞くものの、なかなか伝わらない。カカオ、じゃなくてココ、と発音するみたいで、それに気づくのもなかなか手間取った。

とある優しい人は、時期じゃないから無いかもね、とも言ってくれた。本気度が足りなかったので、いつ実が採れて、いつ市場に出回るのかなんて調べてなかったので、「うわ、そうなんだ、無理かもしれん」と落ち込む。

 

しかしなんやかんや結構探していたら、カカオの実が3つ売られていて無事ゲットできたのである。

いえい!

そしてその後、庭にカカオの木があるよ、という人がカカオの木を見せてくれて、しかも実を分けてくれたのである。

いえい!本当にありがとうございました…

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カカオは両掌くらいの大きさのラグビーボールのような形をしていて、わると種がぎっしり詰まっている。その種の周りを白い果肉が覆っていて、その果肉を普通は食べるらしい。

色に引っ張られたのかもしれないが、白い果肉はヨーグルッペのような味だった。

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チョコを作るのに必要なのは、果肉に守られている種の部分だけであるため、果肉は全部食べた。

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詳しいことはすっかり忘れたのだけど、

その後10日ほどかけて果肉をきれいに取り除き、よく洗って、よく乾かして、葉っぱにくるんで発酵させて、

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さていよいよ最終行程である。

 

オーブンでローストしたところ、本当にカカオのいい香りがしてきた。

これはいけるぞ、と思った。

 

次は砕く過程であるが、おそらくここがチョコレートの舌触りを決める大事な場面であったと思う。

チョコが有名なベルギーかなんかでは、その砕いた際の粒が何μとかのすごい小ささだから味蕾に入りやすいから美味しい、みたいなのをみたことがある。

 

しかし短期留学生、砕く用の道具なんて持ってない。友達と「どうする??」となったところ、袋に入れて上から硬いものでガンガン叩いて潰すしか無い。原始人的発想。

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ガンガンゴリゴリ砕いていく。

出てくる香りはめちゃめちゃ良いチョコの匂い。

 

しかし砕かれる茶色い種達はごろごろの砂利のようになっていくばかり。

頑張って砕いて砕いてしたものの、人力では限界がある。けっこう目視で粒が見えるほどの大きさの粉ができた。

 

ここも詳しいことは忘れたけど、そこに砂糖とかクリームかなんかを入れるとチョコが出来上がる。

 

高まる期待をよそに、ざりざりのカカオの砂利の中に、ざりざりの砂糖を混ぜて、クリームで固める。

出来上がった謎の黒い物体。

香りは高級感あふれるチョコのいい香り。

 

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食べる。

ごりっ、ざりざり。歯応えがある。チョコに歯応えは必要ない。

 

ごり、ごり、ざりざり。

 

友達と「うん、香りはチョコだね」とか言う。

ドミトリーに住んでたので、男性寮の仲良い人にも食べさせてみる。

 

「チョコ作ったから食べてみて」なんて言われたらドキドキしちゃうし美味しいものだと思うし、なのに

期待をよそに謎のいい香りのする黒い硬い物体を渡された人達。かわいそう。

食べてもらう。かわいそう。

 

ゴリ、ゴリゴリ チョコにあるまじき音

「うん、なにこれ?」みたいな反応だった

 

というチョコレート作りの思い出でした。

 

私はとっても楽しかったので、またリベンジしたいと思ってるよ!途中まで&香りは大成功だったからね!笑

 

みんな!

今年のバレンタインはカカオ豆からチョコを作って本気度アピールしちゃお☆☆☆

⬛︎

今日の本はこの2冊、片桐入りさんの本。

疲れたときに読んでほしい。

旅先で出会った面白いこととか人とかのエッセイ。

 

フィンランドでのエッセイ。

わたしのマトカ

グアテマラでのエッセイ。

グアテマラの弟




ハイヒールで走るわよあなた達

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今日の夢はなかなか面白かった。

 

キャバ嬢の仕事をしていて、お客さんから「3,2,1で外に出て、駐車場まで走って」と言われた。

 

私だけでなく、店の仲間の女の子達と、走れる靴に履き替えに下駄箱に行くわけだが、

夢の中なので走りやすい靴を、などと配慮せず

自分の顔の飾りのついたハイヒールのミュールに履き替える いやどんな靴や

 

3,2,1の掛け声で、みんなで夜のだだっ広い駐車場に駆け出す。水平線まで広がっている駐車場だ。夜中なので車は一台もない。

 

突然遠くの低いビルから派手な打ち上げ花火何発も打ち上がる。

ビルの窓は全てピンク色のイルミネーションで飾られ、爆竹が鳴り響き、窓にも噴出花火が光って散っている。

 

おそらくお客さんからのサプライズプレゼントだ。

 

足がもつれないようにドレスを抱えて「え?やばいじゃんあれ!」みたいなことを考えて、みんなでキャッキャしながら走っている夢だった。キャバ嬢冥利につきる楽しい夢だった。

 

ということでキャバ嬢のお話をしようと思う。

 

私は超短期留学に行っていたわけだが、

その学校に留学していた女性達は看護師などの資格を持って、いつでももとの仕事に戻れる人たちや、キャバ嬢などで一気に稼いで留学して、そしてまた一気に稼ぎに戻る、という人たちが多かった。

 

中でも同じドミトリー暮らしになったキャバ嬢の子がとても素敵だった。

 

キャバ嬢してるときに、誕生日のお祝いとしてお客さんから100万円お小遣いもらった♡そんでパーティーで全部使っちゃった、あははというようなすごいお話とか、

ドミトリーの台所で、お茶碗の高台のところを使って包丁研いでる、おばあちゃんの知恵袋みたいな姿とか、

帰国する前日にものすごい量の酒を飲んで、二日酔いででろでろになった状態で空港に現れたりとか。

 

他には7人ほどで離島に泊まりに行ったことがあるのだけど、みんな早起きして島の散歩とかする中、朝の苦手な私と、そのキャバの子だけ遅くまで寝たりとか。

 

あとは、ドミトリーのまわりの道は舗装されてなくて歩きにくいところだったので、「早くハイヒール履いてかつかつならしたい!」と言っていたのも印象に残っている。

 

私には無い派手やかな生き様がいいなぁ、と思ったのであった。

 

きっとそのキャバ嬢の子からしたら、私はその子の人生のモブもいいとこだとは思うし、

普通に暮らしてたら住んでるところも職種も働く時間も全く違ったので出会えることはなかったはずなんだけど、

なんか面白い出会いだったな、と思いました。

 

元気にしてるかしら。

 

⬛︎これで思い出される本はなかなか無いのだけど、主に話術等で仕事をしていく本といえばこの二つだろうか

 

ひざまずいて足をお舐め (新潮文庫)

SMクラブで働いてる人が主人公なんだけど、いろんなお客さんのお願いを相手にしていくのすごいなと思った本

詳しくはないけSMだったらハイヒールはマストなのではないかと思いついた本

ママがさすがと思ったのを覚えてる 内容は忘れた

 

その女、ジルバ(1) (ビッグコミックス)

高齢の女性だけでやっているキャバクラ(?)の漫画なんだけど、読んでいると元気が出る漫画

勉強に関して思い出されるあれこれ

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最近はEテレを一日中つけっぱなしにしている。

国語英語理科社会家庭科音楽美術その他もろもろ全て流れているので、

なんとなーく学生時代習ったことを「あー、そういえばやったなぁ」と思い出したり、英語のフレーズを繰り返したり、普通に「へぇ知らんかった」と感動したりしながら見ている。

 

育休に入って仕事から離れ、専門学校で詰め込んだ知識も仕事で得た経験もすっからかんになって、仕事復帰できるのか最近は不安である。

 

まぁそんなこんなで、赤ちゃんがトトロ寝してる間、わたしはそこに釘で打たれたように動けなくなってしまうので本を読んだりネットサーフィンをしているのである。

 

最近『子ども世界の地図』という本を読んだ。その本に「村岡花子」という人名が出てきた時、その人物の背景を知っていたため一気に景色が広がった。

村岡花子さんというのは、児童文学者で赤毛のアンの翻訳をした方である。少し前に『花子とアン』という本を読んだので、その人名がただの人名ではなく「あの華やかな子ども時代や辛い戦争時代を乗り越えて、日本に美しい本を届けた人」という意味で捉えるかができたのである。

 

また『子どもの世界の地図』を続けて読んでいると、「阿蘇神社」が出てきた。実家が熊本なので何回か行ったことがあり「あそこじゃん!なるほどそこを通学路にしている子どもたちの地図かぁー!」とまた景色が広がったわけである。

 

「知っている」だけでこんなにも言葉から滲み出る景色が違うのか、と思った。

 

中学生の時の国語の先生が

「勉強は感動するためにある。例えばドラえもんを知らなくて、山中でドラえもんを見かけても『あぁ、青いたぬきか』と思うだけでしょ。知っているだけで『ドラえもんだ!』となるでしょ。」

みたいなことを言っていた。

 

その時は「へぇ〜」と思っていたけど、ずっと心に残っているということは心に響いたんだろうなと思う。

 

例えば放牧地を見ていても、(農学部の夫に教えてもらったんだけど)、牛はベロで草を巻き取って食べる、馬は前歯で草を齧り取るとので、食べた跡を見ればどっちが草を食べたか分かる、みたいな話をしていた。

知識によって見える景色は違うんだなーと実感する。

 

話が逸れた。

あともう一つ勉強に関してなぜか心に残ってることがある。

大学の卒業式の日、おなじ専攻の人が一言として言ってた事なんだけど

「今はまだ大学という場所で学んだ意味や意義は分からないかもしれません。しかし、卒業した後、いつか、数年後なのか数十年後なのか、大学に行った意味を理解できる時が来ると思います」みたいな言葉を言っていた。

(わたしは一年遅れての卒業なので)その人は一つ下の学年で、しかし確か年上の人で、ちょっと変わっているけどバイタリティ旺盛な人で、

歳が近いのにも関わらず「教授のようなことを言ってる…」と思って聞いていたのだけど

なんだかずっと心に残っているわけであります。

 

この言葉が心に残っていると言うことは、どうにかして消化したい言葉なのかもしれないなと思っています。

 

⬛︎読んでいた本

寺本 潔『子ども世界の地図―秘密基地・子ども道・お化け屋敷の織りなす空間』

古本屋で何気なく手に取った本。別の本を読んでいた時に参考文献として載っており、「え!持ってるじゃん!」と興奮して読み始めたのであります。

子どもたちがどのように世界を捉え、発達とともにどのように世界を広げていくのか、という研究で面白かったです。

子供の描く地図の中には「抜け道」とか「秘密基地」とか「ここは怖いところ」とか「住み着いてるねずみ」とかユニークで面白かった!

 

アンのゆりかご―村岡花子の生涯―(新潮文庫)

花子とアンは朝ドラのタイトルだった、私が読んだのはこれ。実は赤毛のアンはなんとなく知っている程度で、読んだことがない…。村岡花子さんの生涯が書かれているのだけど、国が戦争に染まりゆき友達が「敵国の人」とみなされていく中でバトンを渡され、美しい物語を届けたいと奮闘する様子が良かったよ…!

 

言語聴覚士の音響学入門 2訂版

専門学校時代まじで音響学が分からなすぎてこれ3回通しで読んだ思い出の本

勉強した〜!という思い出の本

専門的な知識のところは頭捻りながら消化したけど、コラムのところは音の不思議さが面白かっ。

教科書全読みは非効率な勉強方法のひとつだとは思うけど、何が分からないか分からない時や、試験で無意識下で正しい選択肢を選び取るには良い作業なのかなと思っている。

 

クリスマスが今年もやってくる

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一年の行事の中では、一番大切と思っているのがお正月で、気分があがるのはクリスマスだと思います。

 

 

最近はクリスマスの飾りが欲しいな〜と、色んなところでクリスマスの飾りを覗いたり、ネットサーフィンをしているけど、

なかなかビビッとくるのは見つかりません。

そうこうしてるうちにクリスマスが来そうで、今年もまたケーキを食べるだけになりそうです。

 

クリスマスの思い出の中では

雲を操って空を飛ぶ妖精が欲しい!とリクエストして、きれいな妖精の置物を貰ったことが一番だと思います。

 

水色のドレスを着た妖精で、蝶のような羽根のところにラメがキラキラしていた。

そんな空想の生き物欲しいなんて、お母さん困っただろうなぁと。

最近同じ置物がないか探してみたけど、そりゃあやはり見つかりませんでした。

 

他には、もうサンタの存在を信じなくなりつつあったころ、父の友人がサンタの変装して渡してくれた、なんかキラキラしたでっかい透明の丸い石のことはよく覚えていて、今も持っています。

今年はそれを飾ってみようかな。

 

あとは、高校生になってから、クリスマスの朝に

父が「トイレの壁になんかあったばい」と言われ見に行ったら、父の靴下を画鋲で貼りつけて、その中にお札が入っていたクリスマスがあったこと。

それも面白かったな。

 

友達のクリスマスの思い出も聞いているととても面白かったです。

 

押入れを開けたら押し入れの一番上にプレゼントがあったこと、それは見て見ぬ振りしてクリスマスまで待った人

 

プレゼントには毎年サンタからの手紙がついていて、メッセージは英語で書かれていて、それを読むのが楽しみだった人

 

クリスマスのプレゼントはリクエスト制ではなく、サンタさんが決めた「外国で作られた外国のもの」が毎年送られてきた人

 

クリスマスのプレゼントは、トイザらスのカタログで、3000円以下のものを選ぶとサンタが持ってきてくれるよと教えられた人。

 

家庭方針によってさまざまなサンタがいると思いますが

私はどんなサンタになろうかなと考えています。

 

⬛︎クリスマスの話

34丁目の奇跡

自前のサンタクロースの服を持っているなんて、そりゃあサンタクロースでしょうと思ったのを覚えている

 

スノーマン

地球温暖化だから、クリスマスに雪だるまを作れる地域は限られているだろうけど、クリスマスは雪が降るといいね

 

サンタクロースっているんでしょうか?

いるからプレゼントは送られてくる、それは想像しているサンタとは違うかもしれないけどね

 

 

 

柿と銀杏

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迷い込んだ人がたまたま読んでくれているのか、ちょっと覗いてすぐ閉じているのかわからないこのブログ、需要はないけど、書きたいのに書けない、というのが続いている。

 

今日は不意に思い出した柿と銀杏の話を書こうと思う。

 

最近母に柿をもらった。

実家の庭にある柿が、今年はかなりなっているらしい。

くれたはいいものの、「渋柿だから、しっかり熟れたのを確認して、剥いた時に黒いゴマができてたら食べられるよ!」とのこと。

そんな難しいことを。アボガドとかと一緒で、美味しい食べごろを見極めて食べないといけないのが難しいなと思う。

 

最近はその柿を時々触って確認しているけど結局分からない。

 

柿をもらったらやりたいレシピが二つあるのだけど、

ひとつは柿に少しレモン汁を垂らすこと、

ふたつめはサラダにすることである。

どちらもTwitterで流れてきたやつで、試したいものである。

 

柿にレモンを絞ると、爽やかさがくわわってとても美味しいらしい。こないだ柿があったタイミングではレモンがなくてできなかった。

普通の家はレモンを常備しているものなのだろうか。

 

柿のサラダとは、柿とブッラータチーズを切って、それにくるみを砕いて振りかけて、オリーブオイルと塩をかけるというもの。

レシピの写真ではミントの葉も乗っていた。

普通の家は、柿があるタイミングで、ブッラータチーズとくるみとミントが家に常備してあるのだろうか。

 

試したいこの二つのレシピは、食材が一堂に会しないのでなかなかできないものである。

気長に待とう。死ぬまでにできるだろうか。笑

 

渋柿の話だけど、前もしたかもしれないけど、一度食べたことがある。

小学生の時に、祖父が干し柿を作る準備を眺めていたところ、「食べてみる?」と言われ渋柿を渡された。

甘いもんだとおもってがぶりと噛んでしまったのだけど、これがまぁ渋い。

英語の"ewww"という感じで、舌と口蓋がじゅわっと縮むようなまずさのことを渋いというのだなと思った。

今思えばいい経験だったと思う。

あの口の中が縮む感覚があるので、目の前にある渋柿が食べごろなのか試す気にはなれない。

 

柿で続いて思い出したのは、銀杏である。

私の祖父母の家は熊本県庁のすぐ近くにある。熊本県庁の前の広場には、肥後54万石にちなんで54本のイチョウの木が並んでいる。

全ての木が黄色になるとそれは見事で、たぶんインスタで検索したらたくさん写真があるんじゃないかと思う。

 

小学校の帰り道、少しだけそこに寄り道したりしていたのだけど、

時期になるとよくお婆ちゃんやおじいちゃんがビニール袋を片手に銀杏の実を拾っていた。

私の祖母も、よく日の当たる庭の水道で、でっかいタライにたくさんの銀杏の実をつけてふやかしていた。

 

渋柿で干し柿を作ったり、時期になったら銀杏を拾って食べたり、なんだか良いなぁ、と思う。ちゃんとそういうのは代々伝わっていくのかなぁ。

繋がっていくと良いなと思う。

 

⬛︎

秋の本

秋の瞳

表紙が紅葉してるのはこれかな。

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

 

「美味しいものを食べるためには、すべて、ころあいこそが大事」と日々を大切にしてるのがこの本。これはまた読みたいなぁ。

わたしの台所 (光文社文庫)