I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

古い記憶とランプの光

最も古い記憶はなんだろうと考えたとき、

私は母親を見上げて「哺乳瓶にお茶をいれてくれ」と頼んでいた記憶だろうかと思った。

いまの実家に引っ越したのが2歳の時だったらしいが、その前の家の記憶だったので2歳以前の記憶である。

もちろん当時は言葉は達者ではないので、そう伝えたかった、という記憶だ。

 

他にも同時期ごろの、仏教系の保育園でプールに入っていたことや仏像に甘茶をかけた記憶、その保育園の斜めになったコンクリートブロックを登ると川の土手に出ることなどが古い記憶の一つではあるが、その哺乳瓶の話が一番古い記憶である。

 

今赤ちゃんを育てていて、じっと顔を見られる時があるが、もしかしたら将来覚えているのがこのシーンかもしれないなと思うと、もっと良い顔しとこうと無理やり笑顔を作ったりする。

 

赤ちゃんはまだ自発的な笑顔がないので真顔でじっと見続けるのみではあるけども。

 

赤ちゃんは現在の発達段階として、

光あふれるものや、規則的な模様のものを見るのが好きなようで、

今は障子から漏れる光とか、部屋を区切るスライドドアの輪郭や枠の線などをじっと見つめることが多い。

真夜中は授乳の時に点灯するランプを見ていることが多い。

 

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このランプは友人に頂いたもので、写真の左側にある沖縄の紅型のランプだ。

明るくなりすぎず、暖かい色味で優しく光り、綺麗だなと思う。一生大切にしたいなと思っている。

 

夜間授乳が必要なくなって、おむつ交換で点灯する必要も無くなって、赤ちゃんのために使わなくなる時がきても、自分の書斎(が欲しい)に飾り続けたいと思うし、

赤ちゃんの深いところの記憶にこのランプの光が残るかもしれないなと思う。

 

 

なずな (集英社文庫)

赤ちゃんを育てる人の話

 

おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる! 胎内記憶ガールの日常

古い記憶どころか胎内記憶やそれ以前のお空を知っているという女の子の漫画。スピリチュアルな話が苦手でなければ面白いのでインスタで検索すると出てきて面白いし、興味深い話だなと思う。

 

結晶星

今回のブログと関係はないけど、ランプの光で連想された本 不思議な雰囲気の漫画