I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

散歩の記録

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仕事終わりに子供を保育園に迎えにいくときはすでに結構疲労困憊なのだけど、

子供の方は体力が有り余っているので家に帰りたがらず、チャリで5分程度の帰り道のはずなのに1時間半とか散歩しながら帰ることになっている。

 

子供が欲望のまま歩くのを見ていると面白い。

 

・行きつけのお地蔵さん(?)

御供物のコップの中を見て「ギュウニュウゴクゴクシテルー!」と喜んだり、赤色の前掛けを見て「カワイイネー」と褒めたりしている。何か物を買ったら、じいちゃんに見せに行くような感覚で帰りしなまたお地蔵さんに「カッタヨー!」と見せに行ってる。

 

・パン屋

パン屋を見つけたら即座に入りたがる。こないだはパン屋に入ったらすぐにトングとトレーを握り、3個のパンを選び、買い、

外のベンチに座り、それぞれ数口ずつ齧って満足し、また同じパン屋に入ろうとしていた。止めたら大変なことになった。

 

・スーパー

教えてないのにスムーズにカートを取って押し始め、おそらく子供なりのこれぞというものをカゴに入れていってた。

もずく、ハッピーターン、太巻、大容量明太子、じゃがりこ

なにを基準に選んでいるのか知りたいなあ。

スーパーから穏便に外に出るためにはアンパンマンチョコを子供に捧げないといけない仕組みになっている。

 

・八百屋さん

初めて子供にトマトを買ってもらった(といってもお金を渡してもらっただけ)ので、子供の中では「トマト屋さん」ということになっている。

八百屋の前を通るたびに「トマト屋さん!」と言って中に入って、八百屋のおじさんに褒めてもらっている。

これまでは、スイカ、きゅうり、トマト、グレープフルーツ、大根、バナナなどを買った。

 

・喫茶店

何かの魅力があるのか、とある喫茶店に入りたがる。40年ほど前からあるらしい。

まだ子供はコーヒーが出るのをじっと待つことができないので、店内で飲食はせず、持ち帰りができるケーキや瓶のジャムなどを買って帰ったりする。

 

・階段が複雑なビル

入り乱れた面白い階段のビルがあって、そこの階段を上り下りする。

上り詰めたところにひっそりと占い屋があった。子供が「ゴメンクダサーイ!!!」と言って入りそうになったので止めた。

 

うどん屋

なるべくここの前は通りたくない。頭の中で冷蔵庫の中の在庫や今日買った野菜などでメニューを考えているのに、子供がうどん屋を発見したが最後「チュルチュルパデル〜!」(うどん食べる)と言って聞かなくなりうどんを食べざるを得なくなる。これまでは2回うどん屋の罠に引っかかった。

 

・ケーキ屋

ケーキ屋も見つけたら入りたがる。まぁケーキ一個くらいなら…とこちらも甘いものに対して甘いので買ってしまう。

 

・酒屋

酒屋も商売上手なので、店先にはお菓子コーナーを設けており、それを発見したが最後必ずお菓子を買わされる。ただこのお菓子を買えばなんとか家に帰る口実に使えるので買っている。

 

・お花屋

覗きはするが、そこまで買うことはない。

 

・公衆電話

見つけたら「もしもし」としたがる。私はホラーが怖いのでどこかに繋がってないかとかちょっと怖くなる。

 

散歩道の選択はその日それぞれだけど、子供は的確に家と反対方向の道を選んでいるので

方向感覚すごいな…と思う。

 

◼️今日の本

子どもの道くさ (居住福祉ブックレット)

これ好き

 

小鳥、来る (単行本)

子供の思考がそのまま流れ込んでくるような文体で不思議な感覚だった