I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

花を喰らう

f:id:sapphirina:20210504210127j:image

以前Twitterで、「私をイメージしたケーキを作ってくれた!」という呟きに添えられたケーキを見てうっとりした。

カラフルなエディブルフラワーがちりばめられた白いホールケーキで、こんなに可愛いケーキがあるのか、と思った。

エディブルが意味わからなかったので調べたら、「食べられる」という意味で、花を食べてもいいんだなと思った。

 

思い起こせば、ハワイアンカフェのパンケーキに乗ってる鮮やかな花も食べてるし、

刺身に乗ってる小さい菊の花も食べてる。

意外と花を食ったことはあるもんだな、と思う。

 

カナダの農家にお邪魔していた時には、花ズッキーニを出荷していた。花の中に何か包み込んで食べる、みたいに説明していた気がする。どんな味がするのか、食べずに終わってしまったので、日本で挑戦してもいいかもしれない。

 

また、農家のお手伝いとして、ラベンダーの花をジャム用にちみちみちみちみと仕分けしたことがある。できあがったリンゴとラベンダーのジャムを貰ったのだけど、お姫様のような気分になるジャムであった。

 

百貨店で祖母になんでも買っていいよ、と言われた時は、ラベンダー入りの紅茶を買ったことがある。ほんの少しラベンダーを入れるだけで香りが広がるのがすごい花だな、と思う。お気に入りで大事に飲んでいた。お茶の名前をメモし忘れたので、二度と買えないかもしれない。

 

インターネットで見かけた、ラベンダー入りの簡単クッキーとやらを作ったことがある。材料を揃えずに家にあるものだけで強行突破で作ったので、出来上がりは妖精が食べるいびつなラベンダー入りの小さなお好み焼きのようなものができた。分量が命のお菓子作りで、レシピを無視してラベンダーをたくさん入れちゃったので不味かった。再挑戦したい。

 

スペインでは有名なお土産とされるすみれのキャンディを買った。私の鼻の受容体が乏しいためか、甘い石鹸をなめているようだった。個包装ではなく、瓶に飴が直接ごろごろ入っているタイプだったので、友達に、数粒ラップで包んでお手紙に入れて送った。食べてくれただろうか。

 

最近は、ずっと気になっていた喫茶店にえいや、と入ってみた。表に「バラの紅茶、チーズケーキあります」と書かれていたのを「バラのチーズケーキあります」に空目していたので、そんなメニューないことを入って知る。

45年ブルガリアから輸入しているというバラのジャムを使った紅茶を飲む。いい香りだし甘くて美味しいし、感動してジャムを買って帰ることにする。

一瓶1500円とかなり高めでひるんだけど、惚れたので二瓶買った。

それを使って初めてゼリーを作ってみたら、美味しくできたので嬉しかった。調子乗ってアレンジしてみたら不味くなったので、初心者は調子に乗ってはいけない。

 

これまたTwitterで、ライラックなどのいい香りの花を使って家で飴を作れるという情報をみた。暇があったら作ってみようと思う。

 

飴菓子(1) (ITANコミックス)

なんか花を食べる悲しい漫画があったな…

と思った。これだ。あらすじを読み返してみると、詳しくは花ではなく、花の妖精のようなものであった。可愛い名前の漫画だけど、心にくるので元気な時に読むべき漫画。