I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

名前は最も短い詩

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「名前は最も短い詩」というのはTwitterで見かけた言葉なんだけど、なんと美しい表現なのかと思った

 

私も自分の名前が気に入っているし、生まれてくる子供にも読みやすく短い詩のような名前が付けられたと自負している

 

日本人は名前に意味を込める気持ちが強い印象である。

わたしの悪い癖だが、特に海外の方の名前にどんな意味があるのか聞いてしまう節がある。

 

留学先や旅行先、WWOOF等で出会った人の中で、印象に残っている人を書こうと思う。聞いたままをカタカナでメモしていたので、正しい発音なのかは分からない。

 

カニャパチャラ (タイ人女性)「ダイヤモンドの輝き」

パチャラの方がダイヤモンドと後で調べることができたが、輝きの方が正しい発音が分からない。ダイヤモンドの輝き…可愛い…

 

オドントゥヤ (モンゴル人女性)「星の輝き」

こちらも輝く可愛い名前… オドンが星とのこと こちらもモンゴル語の「輝き」の音が見つけられず正しいかは分からず…

 

ミシェル (モンゴル人女性)

こちらは欧米風だなと思っていたけど、世界に羽ばたいていけるようにとのことだった。先を見越した名付けはすごいなあと思う。

 

私が出会った中では、であるがヨーロッパの人達は名前に強く想いを込めたりは無いと話していた

アンドリュー 強い男

シャロン お姫様

クレア 明るい

等は教えてもらったので、それだけでも十分楽しいのだが、名前の考え方が違うんだなあとの発見だった

 

ヨーロッパの言語は表音文字であり、漢字圏は表意文字というのも関係していそうだなと今思いました

 

⬛︎名前の本

本屋さんのダイアナ(新潮文庫)

名前の本でなぜこれ?と思うかもしれないけど、主人公の女の子の名前がダイアナ。欧米風の名前だけど、父も母も日本人で、ルーツが外国にあるわけでもない。読み進めるにつれて、なぜこの女の子がダイアナと名付けられたのかが分かる。面白い本だった。

 

たまひよ赤ちゃんのしあわせ名前事典2020~2021年版

これを買って参考にしたけど、結局名前の二文字の上は夫、下は私が決めて、画数も無視しました

でもたくさんの名前が載ってて楽しかった。「イメージから考える」の章が読んでて楽しかったな

 

1人で決めていいなら「ふうかちゃん」とかにしたかったな〜

自分の取り戻し方

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人によって様々あると思うのだが、私の場合は「体を洗う」が一番自分を取り戻す方法になっているなと思う。

 

もともと、布団は聖域で、絶対に直前に風呂に入ってきれいな状態でしか入りたくない、

布団の上で何か食べたり、風呂に入ってない状態で布団に入るとか言語道断だと思っていた。

また、私の安眠儀式(?)としては、顔や首周り、股間、足の指先がさっぱりしていないと寝付けないのであった。

だから、清潔であっても顔や身体中を丁寧に保湿した日などは、保湿のべたべたを「汗を流せていない」と体が勘違いして寝付けなくなるバグも発生する。

 

そんな中、出産後全くその安眠儀式ができないでいる。

股間からは血が流れ、授乳で汗をかき、母乳の吐き戻しで服は汚れ、隙間時間に寝なければならない状況だ。

入院中はせめて血だけでも流そうと下半身だけシャワーを浴びて顔を洗って隙間時間に寝ていたけど、最近は赤ちゃんが「寝つかない」を覚え始めたのでそれができない。

 

安眠儀式はない人のほうが育児は向いているのかもしれない。

 

話がそれた。

 

自分を取り戻す方法だけど、体を洗うのがいい方法だなと思ったのは、妊娠出産時に自覚できた。

 

つわりが毎日ひどい中、出勤もできず、まともに家事も自分の世話もできずにいた時、毎晩お風呂に入ることだけは欠かさなかった。

本来であれば、外や家で働き、汗をかき汚れて、そして1日の最後にきれいに落としてさっぱりした気持ちで寝るはずなのだけど、

汗もかかなくて、ベッドでずっと横たわっていたとしてもお風呂に入れば「明日は大丈夫になるかもしれない」と思っていた。

「今日も仕事に行けなかった」という気持ちを洗い流していたのかもしれない。

 

産後は出血が多かったことから立ち上がれず、36時間くらいシャワーを浴びることができなかった。2メートル先にある鞄の中のサラサラシートを取りたくても、立ち上がる体力がなかった。

ナースコールで看護師さんを呼べば良かったのだろうけど、そのナースコールを押す気力も無かったし、こんなんで呼ぶのは…とも思っていた。

股間からは常に血が出ている状態で不快指数が高くてもう本当に最悪な状態だった。

 

ようやくシャワーを浴びることができた時、自分の中に「戻ってきた、取り戻した」という感覚が出てきたのであった。

 

自分で自分を清潔に保つことが人にとって尊厳を保つことなのかもしれない。

リハビリの中にも指標として自分の清潔さを保てるかどうかというのがあった気がする。

 

ありきたりな言葉かもしれないが「自分を大切にできている」と思えることが尊厳を保つことに繋がるんだろうなと思う。

 

もしお婆さんになって寝たきりになったら、顔周りと股間と足の指先だけさっぱりさせてほしい。お願いします…

 

私の場合はシャワーでさっぱりするのが自分を元に戻したような感覚になるし、乾燥わかめから水分を得て生ワカメに戻ったような、水を得た魚のような、そんな感じだけど、

 

人によっては旅行に行く、お酒を飲む、人と話す、寝る、美味しいものを食べる、映画を見る、運動するなどでそれぞれみんな尊厳を少しずつ取り戻しているんだろうなと思う。

 

今は朝顔を洗うのもままならない状態なのだけど、もう少し落ち着いたら、ちょっといいボディソープを買いたいなと思う。

 

めっちゃ高いボディソープ買ったろ!!!

 

⬛︎自分を大切にする

丁寧な暮らしとか、美容に力を入れるとか、食事に気をつけるとか、そういうのは自分を大切にしていると自分に知らせる方法なんだろうな。

ぱっと思いつく本がなくて難しいけど…

 

食事

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

それぞれの生活が淡々と書かれていて、力を抜いた自分を大切にする方法という感じがする本

いのちをいただく

食事を大切にしたいなと思う本

内容全然覚えてないけど、この人の講演聞いて泣いた記憶がある 笑

 

美容

美人画報 ハイパー

美人画報 ワンダー

「美人になる!」を通して、自分を好きになる過程

バオバブの木が好きだという話

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ものすごく思い入れのある木、という訳ではないが、バオバブの木が好きだ。

あの大きくて、日本にあるような木とは形がかけ離れており、根っこと葉っぱがひっくり返ったような形をしているのがおもしろい。

 

おそらく、バオバブに関する一番古い記憶は、社会の授業の資料集で見たアフリカのバオバブ並木だと思う。「悪魔の木」と別名があったような気がする。

 

(また最近知ったのだが、バオバブには年輪がないとのことであった。ますます面白い木である。調べたところ「成長とともに年輪は消え、また古いバオバブほど内部に巨大な空洞ができているため、従来の方法で樹齢を調べるのが難しい」と書かれていた。)

 

他にも、読んで虜になった本である『星の王子様』にバオバブが登場し「育ててみたいな」と思ったわけである。

 

そのバオバブを育てたい欲があった当時は沖縄に住んでいたので、もし育てるにあたっても日光量に関してはとても心配ということはなかった。

近くの植物屋ではバオバブなんぞ売っていないので、ネットで探したものの、やはりある程度育っているバオバブの木は値段が高い。

 

また、どんな観葉植物でもそうだが、ある程度育っている植物を買う時、「ここまで育っているものを、自分の手で腐らせたり枯れさせてしまったらどうしよう…」と思ってしまう。

 

なので、結局バオバブの種を購入したのであった。

 

ここで誤算だったのは、バオバブを発芽させるのめっちゃ難しいじゃん!ということである。

 

届いた種は、小指の爪くらいの黒いコロンとしたものであった。

可愛い見た目に反して、何しろ外殻がべらぼうに硬いのである。

 

調べたところ、自然界では象とかの動物が実を食べて、その強い胃酸でその外殻を溶かし、排出され、そこで水を得て発芽するようであった。

 

そのため、普通の、アジア圏(日本)で育つような種の、「一度冷蔵庫で冷やして冬と勘違いさせて、外に出して日光に晒して水をやり…」みたいな方法では発芽しないのである。

 

調べた方法としては、「強い酸につけて殻を溶かす」もしくは「鉄やすりで殻を削る」ことをして中心部に水を届けられるようにする必要があるのだった。

 

もちろん強い酸などは持ってないし、鉄やすりも持ってない。

 

爪切りについていたやすりで削ってみるがうんともすんとも言わず。外に出て、ゴリゴリのコンクリートにこすりつけてみたがうんともすんとも言わず。という結果であった。

 

他にもできないか調べたりいろいろやってみたものの結局反応はなく、諦めてバオバブの種はつやつやと黒いまま、そのままになっている。

 

バオバブ、強い…

 

こういうことになるなら、少し育ったバオバブの木を買っても良かったかもしれないなと思う。

今は沖縄から北上し、冬は山から極寒の風が降りてくるようなところで暮らしているので、バオバブが生きるのには厳しい環境のため、お迎えはできないな、と思っている。

 

まぁ結局私は発芽させられなかったのだけど、種は種のもままでも良さそうな気もしてきた。

 

新聞記事かなんかで、日本の1000年前の乾燥した種の発芽ができた、という話や、

現代版のノアの方舟として、高緯度のところに種の保存庫「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」があるというなんともロマンを感じる情報も最近知った。

 

私のバオバブの種も、人類が絶滅したあと、ひっそりと発芽するかもしれないね。どうかしら。

 

⬛︎

星の王子さま (新潮文庫)

今思えばなぜ星の王子様の住む星に、バオバブの種がやってきたのだろうか…

 

珍奇植物 ビザールプランツと生きる

どの分野でもそうだけど、植物に関する沼にハマると怖いわよ、手乗りの小さな植物が数万円したりするからね、フヒヒヒ…

 

プラントハンター 命を懸けて花を追う (徳間文庫カレッジ)

これとても面白かった、昔からプラントハンターは居るものの、現代のプラントハンターもとても面白い

 

ショートショートへの誘い

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ショートショートと言えば、私は星新一さんしか知らない。彼は生涯に1000編以上のショートショートを書いたと言う。

全てを読んだわけではないが数ページの中に物語が凝縮され「そう来たか!」という終わりでいつも締めくくられており、本一冊もあっという間に読み終えてしまう面白さがある。

 

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最近コロナの自粛期間に、友人に勧められてYoutubeショートショート講座なるものを見た。現代ショートショートの第一人者と言われている田丸雅智さんの講義で、誰でもショートショートが書ける!というものだ。

 

内容としてはYouTubeの動画を見てもらえれば分かるが、とってもざっくり言ってしまうと、

①10個思いついた単語を書く

②その単語から連想される言葉を書く

③思いついた単語と、連想される言葉を組み合わせて不思議な組み合わせがないか探す

④そこから想像を広げる

⑤主人公や設定を決めていく…

といったようなものだった。

 

初めて10個単語をあげた時は好きなものと身の回りにあるもの等しか出てこず、「結局すぐに引っ張り出せる言葉しか出てこなくて、広がりがないな…」と思ってしまい断念した。

 

しかし今日は寝つきが悪いので、前回の単語も入れてまた改めて好きに10個書き出して、

少し先の「言葉の組み合わせ」までやってみよう、と思ったのだった。

 

今思えば「すぐに引っ張り出せる言葉」こそその人なりのアイデンティティというか個性が出てくる場であると思う。

 

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まずあげた10個の単語と、それぞれで連想される言葉を書き連ねてみた。

・船

海の上を走る、人魚に惑わされる、旅する、海賊、酔う

 

・氷

冷たい、冷凍庫、82万年前、透明、南極

 

・妊娠

お腹の中で育つ、胎動

 

・レインスティック

雨の音がする

 

・星座

12個、夜しか現れない、神話、遠い

 

・くじら

海の中で一番大きい、深い海の底に行ける

 

・猫

道案内する、可愛い、丸くなる

 

・レシピ

それぞれの人が持つ、美味しい

 

・はちみつ

一生で小さじ一杯、虫が集める、花からとれる

 

・絵本

子供が好き、カラフル、値段が高い、不思議、お気に入り

 

以上が10個の単語と連想される言葉だ。

 

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続いて、それらを組み合わせてタイトルと、思いついたのがあれば内容をほんのちょっと書いてみる。

 

・くじら編

「小さじ一杯の中のくじら」小さじ一杯の海水の中で暮らす小さなくじらの話

「82万歳のくじら」海の長老でなんでも知っているくじらの話

「夜しか現れないくじら」そのくじらは海に反射した星の光が集まったくじらである。快晴の夜中にしか現れない。

 

・猫変

「道案内をする猫」

「海の上を走る猫」どこかの島国、海沿いの町に伝わる伝承で、海の上を走る猫をみると…?という話

 

・絵本編

「花から採れた絵本」大切に育てれば、良いお話が、毎朝一日1ページとれる花がある。

「冷凍庫の中の絵本」南極の物語だから冷凍庫に入れないといけない絵本。他にも南国の絵本は直射日光の場所に…など

「雨の音がする絵本」

 

・星座編

「海賊の星座」海賊が悪いことをして星座として空に閉じ込められるまでの話

「人魚に惑わされる星座」空にいる星座の少年が人魚に惑わされて海まで降りてくる話

 

・レシピ編

「お腹の中で育つレシピ」いろんな食材、調理法のものをたくさん食べて、ランダムにレシピを吐き出すロボットの話 時々トンチンカンな料理ができあがる

「雨の音がするレシピ」雨のときにぴったりの料理だけを集めている

 

・船編

「冷凍庫の中の船」人間には見えないだけで、冷蔵庫や冷凍庫の中で大航海している船がたくさんある

「それぞれの人が持つ船」将来地球温暖化にともない、ひと家族につきひとつの船を持つようになり、船の個性がありふれる。

 

こんなところだろうか。

意外と書けたのでは…?と自画自賛してみる。ショートショートが難しければ、絵を添えて絵本にしてみるのもいいかもしれないなと思った。

 

これはメモ機能があればできる遊びなので、また暇があったら構想を練ると楽しいだろう、続けてみよう!

 

⬛︎ショートショート

言わずもがな、ショートショートといえばこれだ!という感じの本

ボッコちゃん(新潮文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

 

現代ショートショートの田丸さんの本、これ読んでみたいな!

海色の壜 (双葉文庫)

 

6月の誕生石はパールとムーンストーン

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小さい頃は、真珠なんて大人が身につけるものだから良さなんて分からなかったけれども、

最近になって上品であるしあのまろやかな光を持っている真珠に憧れを持つようになった。

 

今のところ私が持っているのは、父方の祖母がもう使わないからと言ってくれた一連の短めの真珠のネックレスと、亡くなった母方の祖母にもらった指輪だ。

どちらも普段使いというよりは、冠婚葬祭に装着するもの、という感じである。

 

まだまだ私自身が真珠に負けており、真珠本来の魅力を引き出せていないしイミテーションにすら見えてしまう。

一連のネックレスに負けてしまうのなら、一粒のネックレスから始めたらそろそろ似合いはじめる年齢なのではないかと調べ始めて、はまってしまったわけだ。

 

真珠にまつわる話はいろいろ面白いなと感じる。

別名「月のしずく」「月のなみだ」「人魚の流した涙」と言われているけど、その例えが美しい。石言葉だが「健康・富・円満」などで本当に朗らかで丸くて明るい感じの石だ。

(最近「山でとれた美しい石を玉、海でとれたものを珠という」ことも知った。)

 

石の効能などは私はあまり信じてはいないが、邪気を払うとして、船乗りのお守りとしても 使われていたようだった。

もともと、貝にとっては異物が貝の中に入り込み、それを包み込んでしまうことで真珠ができあがっている。(私は貝では無いので分からないが、真珠を作り出すのは痛いのではないかと思った。)

なので、そういった異物や悪者を浄化してしまうことから、邪気を払うお守りとして使われていたようだ。

 

『高丘親王航海記』という本に下記の一節があると昔Twitterで見つけた。

「真珠というのは貝にとっての病気にほかならないのですね。病める貝の吐き出した美しい異物、それが真珠です。」

よく、海流の強い海域に住む鯛の骨などは、骨折した後にその骨を強くすためにこぶができると聞く。それと同じなのでは無いか、と。

 

上記のような、やや男性性を意識させる雰囲気もある宝石だが、一方で貝が体内で育むことから、妊娠や安産や子宝に関するお守りとしても良いとのことだった。そう聞くと女性性に寄り添うような宝石に感じる。

 

現在臨月に入っており、先週から7/19までの間であればいつ生まれてもいい時期に入っている。もし6月に生まれれば、誕生石は真珠になるし、安産のお守りと聞くと、どうしてもあやかりたくなってしまった。

 

真珠の似合う人になるように、そしてお守りとして、

しかも昨日は「天赦日」と「一粒万倍日」が重なるという縁起の良い日だったため、安い真珠のついたバレッタを購入した。

これを機に、少しずつ真珠への抵抗を減らせたらいいな。

 

あとは、メルカリでミキモトのパール付きの栞が破格で売られていたので買った。

臨月まで来ると、本当になんでも良いからお守りが欲しくなってしまう。ちょっとでも安心を買っておきたいのだろう。

「しおりを購入した」のは記憶がないことからこれが初めてなので、これを使って、本で読んだ知識が私の中で真珠のような何かになりますように。

 

無事出産が終わったら、子供に引っ張られても大丈夫な(のがあるか分からないけど)強い一粒の真珠のネックレスを買いたいな(物欲)

 

⬛︎真珠についての本は思いつかないな…

NHK 美の壺 真珠 (NHK美の壼)

これはテレビで見たのだけど、本も読んでみたい

 

高丘親王航海記 (文春文庫)

あの一節で引き込まれたので、その他の文も読んでみたい

 

子どもに語る アジアの昔話〈1〉

小さい時好きだった本。この「一巻」か「二巻」のどちらか忘れてしまったけども…

どこかの国のお話で、決まった時間に首を切られる姫の血が、川に滴り落ちるとルビーになる…といった描写があった。それを助け出す話だったような…

人魚の涙と似ている…

 

小学生の時に読んだ、魔女の学校のお話で「髪の毛に鼻水がついたから本に挟んで取った。その鼻水は丸くて真珠のようだった」みたいな話があったのだけど、タイトルは何なんだろう…

パーソナルカラー・パーソナルデザイン診断超楽しかった!って話

 

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今日は今年の半年の手帳の整理をしていた。

2020年の手帳のはずなのに、なぜか去年の8月にパーソナルカラー診断に行った時の紙が挟まっているなど、めちゃめちゃだったが、

改めてその診断結果を見返すと面白かったので、そのことを書いてみようと思う。

 

・パーソナルカラーとパーソナルデザイン診断に行こう!

きっかけは姉が「行こう」と言ったからであり、1万円くらいするものの楽しそうだし経験だし、と思って行ってみたのであった。

 

(それぞれ詳しく書くと長くなるので割愛)

 

パーソナルカラーの自己診断では「色黒だし、落ち着いた温かみのある黄味系のオータムタイプだろう」と思っていた。しかし、ネットに書いてある自己診断方法の中で「血管が緑に見えたらイエベ、紫に見えたらブルベ」で「紫も緑もあるな…」と思っていたし、瞳や髪の色からは「ブルーベース寄り」と診断されるなど、正直よく分からないでいた。

パーソナルデザインのほうは自分で自分のデザイン診断できたら苦労しないぜ!と思うくらい全く分からなかった。

 

・診断の流れ

さっそく到着後、ライトアップされた鏡の前に座る。

診断してくれる人が手際良く沢山の色の布を顔付近にあててパッパッとめくっていき、次にはさまざまな柄の布を、次はその柄の「大きさ」が違う布を、というふうに

わたしの顔と照らし合わせながら診断して行ってくれた。

 

明らかに似合わない色は「似合わねー!笑」と分かるものの「似合う色」「似合う柄」はよく分からず、そこはプロに見てもらうしかなかった。

 

色と柄の診断が終わると、次は首元の襟の形を変えておそらく顔型に合う襟の形をみてもらった。

次はシャツを体に沿わせてきつくしたりゆるめたり、ドレープを作ったりと、体に合う形の服もその場で色々見て行ってくれた。

襟はなんとなく似合うものが分かったけど、体型のラインに合うものは分からなかった。

 

・結果

パーソナルカラー イエローベースのスプリングタイプ(ブライト)

パーソナルデザイン グレースタイプ(クラシックタイプとも言ったりする)であった。

 

→ブライトスプリング

https://gamp.ameblo.jp/rika-color/entry-12257558496.html

この記事が参考になる!色合い可愛い!

 

パーソナルカラーは驚いた。

落ち着いた色の方が似合うと思っていたので、スプリングの、しかもブライトであり、「明るい!フレッシュ!くすみのない澄んだ色!」みたいな折り紙の色のようなものをおすすめされるので戸惑ってしまった。

「こんな色、無理…」と思っていたところ、「この色の服をそのまま着るのも良いですが、アクセサリーやカバンやベルト等で取り入れれば良いんですよ」と言われ少し安心した。

 

わたしの場合、スプリングカラーをあてると顔色が澄んで明るくなるらしい。

それ以外のオータムカラーは顔の黄味が強くなる、サマーカラーは顔の影が濃くなる、ウィンターカラーは顔色が悪くなるとのことだった。

 

→グレースタイプ

https://ameblo.jp/imageupbright/entry-12387271522.html

グレースタイプは記事が少ない気がする…このコーディネートなら行けるかな?と思える線のかっちり具合…

 

パーソナルデザインは何となく納得ができた。

グレースタイプ、クラシックタイプというのは簡単に言うと「ちょっと良いレストランに食事に行く服」が一番似合うとのことだった。

「サイズはベストのものをかっちり、しっかり着ること。絶対に着崩さず、装飾のついたものやデザイン性のある服は似合わない」とのことだった。

そう言われれば、今までとても褒められたのは、しっかりした感じのセーターとセンタープレスのパンツを着てた時とか、かっちりとしたスーツの時とか、受付をするためにきっちりした服を着たときとか、着物を着た時が多かった。

 

自分でもTシャツやジーパンやパーカーなどのカジュアルなものは老け込んでしまって似合わないし、ゆるっとした可愛らしい服などはかなり太って見えてしまう、デザインのある個性的なのはもう顔とちぐはぐなのはうすうす気付いていた。

上記のものは似合う人にはかなり似合って素敵になるが、そうか、私はかっちりタイプか…と納得したのであった。

 

アドバイスとしてはいわゆる「本物」を着ると良いと言われ、着崩さず服をそのまま着る、服の素材は上質で厚みやハリのあるもの、鞄なども本物素材を、アクセサリーもパールなどのかっちりとしたものを、と言われた。

 

ブランドで言えば、23区、組曲バーバリーエルメスとかの、あの、なんて言うんだ、かつっちりした感じの…

一番金のかかるタイプであり、お手本は皇室とからしい。どんなやねん、普段着どうすんねん

 

私はひどい癖毛だが、かっちりしたものが似合うため「髪はストレート一択」とも言われた。無慈悲だ…笑

 

現在妊娠して「おっぱいをすぐに出せる服、お腹を締め付けないゆったりした服」を着ているため、いわゆる「かっちり系の服」と真逆の服を着用している。あまりにも似合わないのはこのせいかもしれないと改めて思った次第であった。

 

・メイクの話も面白かった

メイクに関しては「イエベだろう」というだけでそっち寄りの無難なものばかり買い、特に口紅の色が特に分からずに悩んでいた。

しかしアドバイスとして似合う化粧の仕方と色を、ブランド名と品番まで教えてもらえたので、似たものをすぐに購入した。笑

私の場合は、コントロールカラーの緑を下地として顔全体に塗っていいこと、もう少し華やかにしたいならラメ入りの下地を重ねることと言われた。

締め色系の濃い色は使わず明るい色だけを使用し、「ラメでメイクしていく感じ!お化粧直しもラメやハイライトを足して!」と言われた。

顔輝きすぎんか。

メイクは苦手意識があったので、ありがたくそのままアドバイスを受け入れた。

 

・ちなみに姉は…

カラーはオータムタイプ、デザインはキュートタイプとのことだった。オータムタイプのメイクはラメは使わない、ヌーディー系のメイクではなく色をしっかり乗せていく感じ、などアドバイスがわたしと全然違うので面白かった。

姉はこの後、別の人のところで顔のタイプの診断もしたそうだ。私もいつかやりたいな!

 

・一番避けるべきもの

おそらく私は「ウィンターカラーのファッショナブル、アバンギャルド系」が一番似合わないのだろうな!

インスタの@nokko_bestsさんの投稿を参考に、上ふたつが私に似合うとされるやつ、下ふたつがおそらく絶望的に似合わないやつ

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・振り返って

約一年前にこの診断を行ったのだけど、日常生活で続いているのはメイクのみであった。

過去の自分を見るとださいし似合ってない服もめちゃめちゃ着ているので、

改めてこれを見直して、出産後は似合う服にしぼっていこう、明るい色のかっちりめの服装をしていこうと思った。

もちろん「自分の好きな服を着る!」ってとても大切なんだけど、他の人にも診断してもらって「わたし〇〇だった!」みたいなキャッキャした話もしたいなー!

 

サルトリアリスト:クローサー  ファッション・ストリートスナップ・ショウケース

またこれを見ながら「スプリングでグレースの人はいるかな?」と探すと楽しいかも!

 

 

異国の地で病院に行くこと

病院の問診票の既往歴では必ず「喘息」を書くようにしている。

 

喘息は気管支の粘膜が腫れるため、空気の通り道が細くなり、思うように息ができず本当に死ぬかと思うぐらい息苦しい。

 

大人になって病院で働くようになり、SpO2の値などを知ると、当時の息苦しさがまた別の視点で理解できる。

 

トイレまでの短い距離を歩くだけでも全力疾走したあとよりも苦しいし、横になると息がしにくくなるため、枕を抱きかかえて前屈みに座って夜をやり過ごしていた。

 

小さい頃は夜中に喘息発作をよく起こし、母親に病院に連れていってもらっていた。昼間とは全然違う夜中の、静かで人のほとんどいない処置室で、ごぽごぽと音のする吸入器の前に座り、変な匂いのする蒸気を朦朧としながらただただ吸っていた。

 

小さい頃頻繁に起こしていた喘息も、大人になってからはほとんど無いため、いわゆる「小児喘息」であったと思う。

 

問診票に喘息と書くと、「最後に喘息発作があったのはいつですか」と聞かれる。それはフィジーに短期留学にいってしばらくした時のことである。

 

大人になって喘息発作がほとんどなかったため、油断して吸入なんか持っていっていなかった。

ある日突然発作が起こり、ベッドから立ち上がれなくなったのだ。ひどい喘息発作で息ができないし、薬もないし、誰にどうやって助けを求めればいいのか分からなかった。

 

大人になって、1人の時に具合が悪くなった人なら分かると思うのだけど、

「一番しんどい時には病院に行けない」というのがある。病院に行くことに充てられるエネルギーなんか無く、ただ生き延びるためだけにエネルギーを傾けないといけない時期があるのだ。

 

横になる・トイレに行く・水分を摂るだけの時間をやり過ごして、数日たってからようやく少し動けるようになり、バスに乗って病院に行ったのだった。

 

たまたま同じ寮の人も別の体調不良で病院に行くというので、一緒に行った。2人でバスに乗りながら、英語でどう症状を伝えるか辞書など見ながらメモして行った。

 

ついた先の病院はインド人の先生で無愛想で、私が伝える症状がちゃんと伝わってるのかどうかよく分からないままであった。

さんざん言葉で伝えたあと、念のため書いてきたメモも渡したが、反応は変わらなかった。

そんなもんだったのかもしれない。

 

2人で病院を出て薬を貰った写真が下記のものである。

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緑とピンク…すごい…

 

一緒に行った体調不良の人は、服飾系の学校に行っているという前衛的なファッションのイケイケのパンクロックな感じの人だったのだけど、その人の薬のカプセルは黒と赤であった。

「イメージカラーなのかもしれないね」などと笑った思い出がある。

 

まぁ病院に行くエネルギーが出てきてから病院に行ったので、すぐに治った記憶がある。

この可愛い嘘みたいな薬のおかげか自然治癒なのかは知るよしもない。

 

海外に行く時は保険に必ず入っていたけど、自分の体はなめていた。何かしら病気ある人は、長期滞在の時には昔の病気の薬も念のため持っていくことをお勧めする。

 

最近友達と海外の病院の体験談など話していて、そういえばそんなことあったなあ、と思ったのであった。

 

⬛︎病院の本はあまり読んだことないな…

症状を優しく聞いてくれる天使のような看護師さん達ありがとう。

働きはじめてからは看護師さん達のメンタルを鎧にしていかないと太刀打ちできない感じを知ることができた。

これも読んでみたい本。

ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術

 

すいすい読める面白い本

神様のカルテ (小学館文庫)