I swam in the ocean

自分の中の何かしらのアンソロジーみたいなものです

癖毛はつらいよの話

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上のイラストは、私の髪の毛の模写である。

まっすぐな髪、波打つ髪、螺旋階段のような髪、細かいギザギザの髪、太くなったり細くなったりを周期的に繰り返す髪。

髪種のるつぼといっても良いくらい色んな髪の毛が私の頭に住んでいる。

 

癖毛はつらい。

 

小学生の時には、担任から「髪の毛くらい整えたら?」と言われたし、最近でも美容室ではシャンプーとドライヤーをした後に行ったのに「寝癖がちゃんと取れていないですね」と言われたし、他にも「前髪の癖は(横に流れるから)まあ良いですね」と言われたし。

 

「ストパーかければいいじゃん」もよく言われる。被害妄想ではあるけど、ブサイクな人に向かって「整形すればいいじゃん」て言っているのと変わらないような気がしてしまう。

 

この世の癖毛、天然パーマの認識は、いわゆる巻き毛だったり、ゆるやかなウェーブを思い浮かべてるんだろうか。

ヘアカタログに載っている「癖毛風パーマ」を見ていると悲しくなってくる。

 

ざらざらな髪質や、寝癖のような癖毛は、ただトリートメントをしていない、身なりを整えていない、と人の目にはうつるんだろうか。

 

特に中学高校の時は、本当に嫌だった。

ホットタオルで蒸らして、ドライヤーをして、ヘアオイルを塗って、ヘアアイロンをして、スプレーで固めても、

登校中の汗や雨降りの湿気、体育や水泳があれば「寝癖を直していない髪」に元どおりだった。

 

27歳になり、この癖毛を受け入れたかと言われればそうではない。

受け入れた、というよりも学習性無力といったほうがいいかも知れない。

今も、4000円近くするシャンプーを使って、朝は濡らして、ドライヤーして、ヘアオイルして、ヘアアイロンして、髪を後ろに縛って広がらないようにして仕事に行っている。

これらをしても、もともとまっすぐな髪の毛の人の、100分の1くらいなのだ。

 

世間には、まるでシャンプーやヘアプロダクトを変えたり、美容室でトリートメントをすれば髪はきれいになる、といった情報が溢れている。

もともとまっすぐで、パーマとかカラーで痛んでちりちりになった人には有効だけど、

毛根が曲がっているから癖毛が生まれてくるメカニズムの人に対して、生えてきた髪の毛だけにそんなことやっても焼け石に水だろ、と思う。

 

こうやって、ここで憂さ晴らしするしかないのだ。女性の坊主が普通になる世界になるといいな。ヒジャブの世界に生まれてきたらあまり悩まなかったのかな。

 

今はヘアドネーションをしてみたくて伸ばしている。この寝癖っぽい髪の毛が少しでも誰かの役に立つといいな。いらないならきっとかつらを作る段階で捨ててくれるし。

 

今日は暗いけどこの辺で。

 

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